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| ハイカムシャフト交換 |
評価 |
| 改造時期順序 |
ボアアップ車両がいいかも |
| 作業難易度 |
難しい |
| パーツ価格 |
(8000円前後) |
| 交換効果 |
高速時のトルクアップ |
| 作業時間 |
4〜6時間 |
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エンジンのヘッド部分に組み込まれ、給排気バルブの開閉を司っているパーツ。ハイカムシャフトへの交換により、給排気効率を高速回転時に本領を発揮できるような特性に換え、高速側の伸びを良くする効果をもたらす。
取り付けるにはある程度、エンジンをバラす必要があるので、ボアアップされる方はヘタにケチらず、同時に組み入れてしまった方がよいと思います。
準備物 ★・・必須品 ☆・・あった方がいい物
★ ハイカムシャフト
★ 5ミリ(直径)ボルト
★ ラチェットレンチセット
★ ドライバーセット
★ ラジオペンチ
★ エンジンオイル
★ 針金
☆ 精密ドライバー
☆ 雑巾・ウエス
作業工程 1
作業工程 2
作業工程 3
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カムシャフトホルダーを外す
エンジンオイルを抜きシリンダーヘッドカバーの中にあるカムシャフトホルダーを外す。
シリンダーヘッドを外すまでのページを参考に外してください。
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作業工程 4
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取り出したカムシャフトホルダー
カムシャフトはこの中で高速回転する。持っている手の親指あたりにあるハンマーがシリンダーヘッドのバルブを叩いて開閉させている。 |
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サイドからの視点
カムシャフトを取り出すには、写真の面の上部2つの穴からボルトを抜き出す必要がある。 |
作業手順
@ カムシャフトホルダーを外す。
注意事項・特記事項
★ カムシャフトが入っているパーツなのでカムシャフト「ホルダー」。
作業工程 5
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5ミリの太さのボルトを挿し込み、ホルダーを分解
5ミリボルトは100円ショップなどで売っている普通のボルト。
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作業手順
@ 5ミリボルトを使って、2本の固定ボルトを引き抜き、ハンマー(ロッカーアーム)を外す。
注意事項・特記事項
★ 「ハンマーを外す」と言うより、「ハンマーが外れる」。落とさないようにしよう。
作業工程 6
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カムシャフトを固定しているスナップリングを外すとシャフトが取り出せる
「C」字のようなスナップリングは精密ドライバーのような細い棒を入れて、こじり出すとよい。 |
作業手順
@ スナップリングを細いドライバーなどで外す。
A カムシャフトが外れるので、ハイカムシャフトと交換する。
B 再び、スナップリングを組み付け、カムシャフトを固定。
注意事項・特記事項
★ スナップリングの組み付けは、精密ドライバーやラジオペンチなどを使い、あわてずじっくり押し込むようにすると入りやすい。
作業工程 7
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カムシャフトをホルダーに戻す
差し込まれる固定ボルトは穴に合わせて凹んでいる。5ミリボルトを使って、その穴に方向を合わせるようにセットする。
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作業手順
@ 5ミリボルトで固定ボルトをハンマーごと貫くようにセットする。
注意事項・特記事項
★ 窪んでいる穴を合わせるようにセットしないと、シリンダーヘッドに組み付ける時、4本のシャフトが通りません。
作業完了
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右のネジ穴がカムスプロケットのボルトの穴になる
カムシャフトの接写写真。エンジンの回転力でカムシャフトのを回し、山がバルブを開け閉めするハンマーを動かし、開閉させている。
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カムシャフトホルダーを戻したようす
上の写真の方向でカムシャフトが収められている。 |
作業手順
@ シリンダーヘッドに付け、カムスプロケットを元に戻す。
注意事項・特記事項
★ カムシャフトホルダーを戻す前に、写真上部2本のシャフト部分にノックピンを通すので、忘れないようにしましょう。
★ カムシャフトをカムスプロッケットにボルト締めする際、『カムシャフトのカム山がシリンダ側に向いている』状態で固定する・・・と、ありますが、カム山がシリンダーと逆に来ているとロッカーアームに干渉して素直に付きません。素直に組みつけられる方向が正解なので、普通に付けられた場合に、取り付けの間違いはないと思います。
追記: バルブクリアランス調整について
4ストスクーターのエンジンは組み上げた後に下段で紹介している『シックネスゲージを用いて「バルブ」と「ロッカーアーム」の間の隙間を調整する』必要があります。ここまで自力で作業をしてきた人であれば、その付近の形状を見るなり、直感的にどうすればいいかわかると思います(←私がそうでした)ので、詳細な解説は省略します。
<クリアランス調整の必要性>
バルブとアームの隙間がキツすぎた場合、吸気や排気がバルブを押すまでもなく漏れてしまっている場合が発生します。4サイクルエンジンでは吸気のあとは混合気を『圧縮』しているので、その空気が漏れている状態だとエンジンは爆発できません。
逆にクリアランス(隙間)が大きすぎる場合、しっかりとバルブが開ききらない状態になり、開放している時間もごく短いということになるので、十分な空気量が得られず、パワー(トルク)が低下します。そのため、シリンダーヘッドを外す作業を行った場合には、バルブクリアランスの調整をする必要があるのです。
走るようになるには、この後、「工程3」・「工程2」・「工程1」を逆の手順で組み立てなくてはならりません。カムシャフトホルダーはシリンダーヘッドを外さずに交換できるので、マフラーや車体フレームのシャフトを外さなくてもよいのですが、それでも4〜6時間くらいかかると思っておいた方がよいと思います。
多くの場合、ボアアップと共に組み込まれるため、単体での性能はわからない場合が多い。
作業に慣れていない場合、装着にはかなりの手間がかかるため、エンジンを開ける整備をする予定の方は組み込んでみると違いがわかると思います。
カム山の高さや車軸が微妙に異なるため、組み込み後はバルブクリアランスを調整しなければなりません。トゥデイ系カムシャフトホルダーのタペット調整には「9ミリ」のスパナ/メガネレンチと、シックネスゲージがいるので、予定のある方は工具箱をチェックしてあらかじめ揃えておきましょう。
交換後は、カムシャフトホルダーのハンマー部分(ロッカーアーム)が、カムシャフトの山を乗り越える際に発生する『カタカタ』系の音が気になると思います。このような変化を感じた時こそ、しばらくはじっくりと慣らし運転をするべきだと思います。
シックネスゲージを用意せずに、バルブクリアランス調整を怠り、隙間がキツイ状態で組み上げたことがあります。もちろん、吸排気が漏れるためエンジンはかかりません。バイクが動かないばかりか、作業をやり直す羽目に。さあ、生まれ変わったバイクまでもう少しです。急がば回れ、、しっかり準備を整えましょう。
他車種のパーツや整備用特殊工具 も一度探してみましょう。
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★4スト原付豆知識事典★
『カムシャフト』
シリンダーヘッド上部に位置する吸気と排気のバルブの開閉を支配しているパーツ。
社外パーツでは「ハイパーカムシャフト」や「ハイカムシャフト」などと名付けられ、「ハイカム」と略される場合も多い。
『カムシャフトホルダー』
カムシャフトが納められているパーツ。シリンダーヘッドを貫通して固定している長いシャフトのボルトを外すと外せるようになります。
『カムシャフトのハンマー』
正式には「ロッカーアーム」と呼ばれ、この部分はカムシャフトの山に押され、反対側のハンマーがシリンダーヘッドの吸排気バルブを押し、バルブを開けている。
『5ミリボルト』
これを使って取り出す棒はねじり込んで固定されているわけではないので、無くても作業は進められそう。
しかし、ここまで行き着くまで相当時間がかかるので、余計な手間がかからないように面倒でも5ミリボルトをあらかじめ準備しておこう。
『スナップリング』
「C字」のリングでカムシャフトが外に飛び出さないように組み込まれている。細い物で引っ張り出せるような穴が2ヶ所開いているので、上手に利用して脱着しましょう。
『バイク研究ひとやすみ』
『バイクパーツオンラインショップ』
毎日買おうか悩むより、早く換えてしまって性能の良くなったバイクを長く楽しみましょう。
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