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ウエイトローラーセッティングマニュアル

 

エイトローラーセッティングマニュアル

ウエイトローラー交換 評価
改造時期順序 バイクの状態に合わせて
作業難易度 慣れると簡単
パーツ価格 比較的高い(3個1000円前後)
交換効果 セッティングによる
作業時間 10〜20分

 プーリー内に入っているウエイトローラー。
重量の違いにより、加速がスムーズになったり、最高速度が更新されたり、スクーターバイクのセッティングの醍醐味とも言える重要項目です。
 何点か、セットのルールがありますので、そちらもおさえておきましょう。

準備物 ★・・必須品 ☆・・あった方がいい物
 ★ ウエイトローラー×6個
 ★ ラチェットレンチセット
 ★ ユニバーサルホルダー
 ☆ パーツクリーナー
 ☆ プーリー用グリス
 ☆ 雑巾・ウエス


ウエイトローラー
デイトナホンダバイクウエイトローラー

ホンダスクーター用の外径16mmのウエイトローラー。0.5グラム刻みで発売されている。3個セットで1000円前後。

 このパーツが遠心力によってプーリーを移動させ、スクーターを変速させています。


セットルール 1 〜違う重さWRを入れる場所
重さの違うローラーを入れる時

プーリー内をよく見ると「V字」の組み合わせになっている。一般的に「V字」の右側に重いローラー、左側に軽いローラーを交互にセットする。

 不勉強で理論はよくわかりませんが、回転方向の関係でこのようにセットする方が走行特性が安定するらしい。


セットルール 2 〜WRの向き〜
ウエイトローラー方向

プラスチックの壁のある方を写真のような方向(下部分なら右側を壁・上部分なら左側を壁)にセットする。全てのローラーは同じ方向に入れる。

 プーリーは回転する部品で、回転方向は一方通行。写真のような方向は回転が加速する後ろの部分にあたり、ローラーが外側に移動する際にスムーズに移動するようです。


セットルール 3 〜グリスアップ
プーリーグリスアップしているところ

これについては賛否両論。する人もいればしない人もいる。グリスアップするのであればごく薄く塗ること。しない人はパーツクリーナーで脱脂しましょう。

 社外製プーリーの説明書きにはグリスアップすることを奨励しているのですが、実は、ホンダが出しているトゥデイのサービスマニュアル(トゥデイ整備用の本)にはグリスアップしないことが記載されています。よって、それぞれ個人のお好みで。

 でも、プーリーの内側の穴(プーリーボスが常に高速回転する軸受け内)&プーリーボス内には必ずグリスを塗りましょう。


エイトローラー重量早見表&TODAYセッティング目安
 ウエイトローラーは違う重量を組み合わせて入れることができます。
と、言っても、常識的には「○グラム×3個と○グラム×3個」というカタチでバランスよく入れるものなので、ウエイトローラーの組み合わせによる重量早見表を参考にローラーを購入しましょう。(組合せを表にして、よく見られるセッティング情報を元に色付けして見やすくしたものです。)

3個セットのローラー2組分の総重量(単位はグラム)
合計 4.0 4.5 5.0 5.5 6.0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5 9.0 9.5 10
4.0 24 25.5 27 28.5 30 31.5 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42
4.5 25.5 27 28.5 30 31.5 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5
5.0 27 28.5 30 31.5 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45
5.5 28.5 30 31.5 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5
6.0 30 31.5 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48
6.5 31.5 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5
7.0 33 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51
7.5 34.5 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51 52.5
8.0 36 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51 52.5 54
8.5 37.5 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51 52.5 54 55.5
9.0 39 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51 52.5 54 55.5 57
9.5 40.5 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51 52.5 54 55.5 57 58.5
10 42 43.5 45 46.5 48 49.5 51 52.5 54 55.5 57 58.5 60

銀色 同じ重さのウエイトローラー6個の欄
赤色 ノーマルトゥデイ純正ウエイトローラー
50cc ノーマルトゥデイベース車両用重量セッティング
オリーブ 50cc+ハイスピードプーリー 加速重視セッティング
黄緑 50cc+ハイスピードプーリー 最適セッティング
緑色 50cc+ハイスピードプーリー 高速重視セッティング
94cc ライトボアアップ(94cc)+スーパーハイギア車両用重量セッティング
青色 94cc+Sギア車両 加速重視セッティング
水色 94cc+Sギア車両 最適重視セッティング
濃紺 94cc+Sギア車両 高速重視セッティング

 季節・気温・気圧・エンジンオイル・路面状態・体重・個人の感覚・・・・さまざまな要因が影響しあい、バイクは走ります。あくまで参考に。わたくし管理人、重めのセッティングが好きなので、ちょっと偏っていると思われます。

 ボアアップ車両は50cc車両より、パワーがある分、微妙なセッティング重量では変化がつかめない場合があるので、重量範囲を広げてみました。

 ビッグキャブやマフラーを入れ替えてさらにパワーの上がった車体になると、上記のセッティング帯とは合わなくなるので、ご自分のバイクに合ったセッティングを探してみてください。

ウエイトローラー各重量の購入ページ
デイトナ ホンダ用
スーパースプリントウエイトローラー
ウエイトローラー(3.0g/3個セット) アルミ地
ウエイトローラー(3.5g/3個セット)
ウエイトローラー(4.0g/3個セット)
ウエイトローラー(4.5g/3個セット) ピンク
ウエイトローラー(5.0g/3個セット) アルミ/青
ウエイトローラー(5.5g/3個セット) こげ茶
ウエイトローラー(6.0g/3個セット)
ウエイトローラー(6.5g/3個セット) クリーム
ウエイトローラー(7.0g/3個セット) 黄緑
ウエイトローラー(7.5g/3個セット)
ウエイトローラー(8.0g/3個セット) 空色
ウエイトローラー(8.5g/3個セット)
ウエイトローラー(9.0g/3個セット)
ウエイトローラー(9.5g/3個セット) グレー
ウエイトローラー(10.0g/3個セット) メッキ/青
ウエイトローラー(10.5g/3個セット) オレンジ
ウエイトローラー(13.0g/3個セット)
特殊素材により従来品の約2倍の高耐久性を実現。重量セッティングに使いやすい3ヶ入り。インナー部を色分けし一目で重量が分かる。高グレードを求める方に最適。なお、ホンダスクーター用の物は直径16mm(幅:13mm)。ヤマハスクーターは直径15mm(幅12mm)、スズキスクーターは直径17mm(幅12mm)。


エイトローラーの基本的なセッティング特性
 一般的に重量を軽くすると加速がよくなり、最高速が頭打ちになります。
逆に、重量を重くしていくと、加速が悪くなり、最高速度が伸びていきます。

 改良を行ってエンジンの回転数が多く回るようになると逆に、ウエイトローラーを軽くすることによって最高回転数が増え、最高速度を引き上げる場合もあります。

 よく意味がわからない方はスクーターの変速メカニズムのページもどうぞ。


ンプレッション・フィーリング
 私のセッティング方法ですが、重いローラーから試してみます。重すぎる状態で走り始めると加速はのんびりで、最高速度に到達するのにとても長い距離が必要になります。この状態から重量を落としていった方がわかりやすいので、いろいろな重さのローラーをお持ちの方は重いと思われる物から試していくとセッティングがしやすいのではないかと思います。

 3個で1000円とローラー代もバカにならないので、ハイスピードプーリー仕様の50ccトゥデイは5〜6グラムの物を、ボアアップ仕様のトゥデイの方は8〜9グラムのローラーを揃えてみて、その後、買い足してみるとよいと思います。


デイトナ/ プーリーウエイトグリス

← モリブデンの優れた特性により大幅な耐磨耗性の向上を実現。プーリー用ウエイトローラー、ベアリング類、エンジン内部の可動部等の使用に最適。



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★4スト原付豆知識事典★

ウエイトローラー
 モノ自体のシゴト内容の説明は本文とスクーターの変速メカニズムに目を通してください。

 ウエイトローラーは本文の写真のように円筒形をしたパーツ。プラスチックのような材質をしていて、長期間使用することで磨耗します。サイトなどには「WR」と略されることも多い。トゥデイの場合には白色の6.5グラムが純正WR。

バイク状態に合わせて』
 ウエイトローラーは6個を一組として使用。多くの場合、0.5グラム単位で販売されていて、3個だと1.5グラム分に相当するわけです。たかが1.5グラム(一円玉1個半)であるにもかかわらず、走行性能はかなり違ったりする重要パーツです。

 そのため、エンジンパーツはもちろんのこと、エンジンオイル、キャブセッティングなど、あらゆる走行に関わるパーツを交換した時はそのバイクに合わせたベストセッティングを探る必要があります。

加速スムーズに』
 ウエイトローラーの重量が軽めの場合、重い場合に比べて低速域での加速が良くなるといわれています。ローギア化するというようなイメージをしてみよう。そのため、高速側は伸びにくくなります。

最高速度が更新』
 ウエイトローラーの重量を重くすると、加速は良くはなくなります。良くない=悪くなる・・・と言うよりは、ある速度まで達するまでに若干時間と距離が必要になっていく感じ。軽い場合と較べると中・高速領域で元気に速度が増していきます。

 最高速はどこまでも伸びるわけではなくて、プーリーの最大直径までドライブベルトが広がる以上には速度は出ません。

 適正範囲を超えた重量のセッティングをすると、極度にハイギア化してしまい、TOPギア発進で限界速度までゆっくりとスピードが出ていくだけとなります。

重さの違うローラー
 5グラムと6グラムを3個ずつ・・・のように、違う重量のものを組み合わせて使ってもよいようです。

 総重量が同じでもこうした組み合わせの違いでバイクの速度変化も異なるのがスクーターいじりの面白いところ。

ただし、バランスの問題で6個全部が違う重さや、2個ずつのセットで入れるのはやめましょう。

グリスアップ
 WRはプーリーの中でコロコロぐるぐると回るわけではありません。壁に伝って少し転がり、蓋でもあるランププレートを押し上げます。

 グリスを塗ってツルツルさせた方がいいのか、脱脂してサラサラさせた方がいいのかは、個人の想像力と好き嫌いでよいでしょう。

『重量早見表』
あくまで目安にしてください。


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